プリモ沼津店ジュエリーインタビュー バックナンバー

ジュエリーインタビュー 第2回

ダイヤモンドの指輪

皆さんは、ジュエリーを普段どのように扱っていますか?
リングは? ネックレスは? ついつい身につけるのが、おっくうになっていませんか?
日本人は、ジュエリーを身につける習慣が、あまりありませんね。歴史的にも明治以降になってから、ジュエリーを身につけるようになり、第2次世界大戦後、一般女性にも普及し始めたので、普段は身につけなくても構わない方も多いかもしれませんね。
そこで、ジュエリーの扱いについて、プラザ・プリモ沼津店のチーフ鍵山さんを訪ねてきました。
お店に伺うと、チーフ鍵山さんは接客中。お客様のご要望ににこやかにお応えして、お客様も大変満足そうです。

 

ジュエリーは硬いのよ、だから他の柔らかい素材のために

 こんにちは、鍵山さん。

チーフ鍵山 ― いらっしゃいませ。今日も、いろいろなジュエリーを見て楽しんでくださいね。

 ありがとうございます。やっぱり、ジュエリーを見ているだけでも、パワーをもらえるみたいで、ついつい見いっちゃいますねぇ。ところで、ちょっと普段から疑問に思っていることがあって、お尋ねしてもいいですか?

チーフ鍵山 ― はい、喜んで、どうぞ。

 あの~、鍵山さんは、いつもジュエリーをどのように扱っていますか?ジュエリー、特にリングを身に付けたまま仕事をしたり、家事をしたりするときは、どのようにしているのでしょうか?

チーフ鍵山 ― はい、私たちプリモ社員一同は、リングを身に着けずに接客しているんですよ。これには理由がありまして、プラザ・プリモでは、ジュエリーだけでなく、革製品のバッグや毛皮などを取り扱っているからなのです。というのも、革製品は、デリケートな素材のものですから、ジュエリーによって疵付けられてしまう場合があるからです。ジュエリーは、とっても硬いものなのよ。ダイヤモンドは、モース硬度10度と一番硬いものですし、ルビー、サファイヤも次いで硬いお石です。ですから、お店では、身につけていないのです。

 本当ですね。指にリングをしていませんね。びっくりです。いろいろと気を配っていらっしゃるんですね。

普段使いのジュエリーは、決まった場所に

時計 CASIO OCEANUS

 では、普段はどのようにしたらいいのかしら。わたしは、決まった普段用のジュエリーボックスを利用し、家事の前にリングをはずして、その中に入れたりしています。お出かけ用のものは、別の場所ですが…

チーフ鍵山 ― そうですね。やはり、決まった場所に保管するのが一番いいでしょうね。あちらこちらに置いてしまうと紛失してしまいますからね。取ったり外したりする場合の多いリングは、是非そうしてほしいものですね。リングだけでなく、時計やブレスレットなどもそうですね。

身につけておくのが一番ね

 普段用リングなどは、ジュエリーボックスで保管するよう習慣づけるといいですね。でも、お出かけの時には、気を使ってしまうものもあります。ちょっと高価なリングをしていると、洗面所で手を洗う時に気を使ってしまい、はずした方がいいのかしらと思ってしまいます。

チーフ鍵山 ― そうですね、お出かけの時に外したりすると、置き忘れがあったりすると、たいへん危険です。リングだけでなく時計でも・・・ローレックスの時計を置き忘れて、5分後に戻ってみても見つからなかった方もいらっしゃいますから。なくなったりしたら、困りますものね。身につけておくのが一番の保管方法ですね。
洗面所で手を洗う時の石鹸は、そんなに気にしなくても大丈夫です。水できれいに洗い流したら、良く拭き取ってくださいね。もちろん、ジュエリーの為でもありますが、リングのところに水分が残っていて、リングと指の間に炎症を起こしてしまう方もいらっしゃいますから。

でも、温泉は気をつけて・・・真珠は酸に弱いのよ

珊瑚(サンゴ)の指輪

 お水とか石鹸は、大丈夫なんですね。

チーフ鍵山 ― はい、真珠やダイヤモンドなどや貴金属は、大丈夫ですよ。変色することはないんです。でも、お出かけ用のジュエリーの場合は、家事をするような場所には行くこともないでしょうから、洗面所で手を洗う程度のことは、お気になさらなくても大丈夫ですね。
ただ、温泉は気を付けてくださいね。特に硫黄の温泉の場合は全て外して入浴してもらいたいですね。それと、気をつけていただくのは、真珠や珊瑚が汗や酸に弱いところでしょうか。

 酸に弱いというと?

チーフ鍵山 ― 真珠や珊瑚は、酸に弱いので、汗、レモン汁、食酢が付着しますと変色します。また、酸だけでなくお石によっても違いがありますけど、真珠や珊瑚は皆さんがよく身につけられているジュエリーですから。

永遠の輝きと愛のあかし

 ありがとうございます。

チーフ鍵山 ― 宝石や貴金属(プラチナ、金など)は、硬さ、耐久性や長年お持ちになっていても退色しないことなどや美しさ、希少性から資産的価値が高いのです・・・資産的価値が高いということよりも、むしろ、ジュエリーの永遠の輝きや普遍性が、いろいろな愛のあかしと扱われているのでしょうね。そして、私たちは、お客様のいろいろな愛のあかしを、ジュエリーを通して、ご提供しているのだと思っています。

 わぁ~、すてきなお仕事ですね。きっとプラザ・プリモさんでたくさんの愛のあかしのジュエリーを見つけることができそうです。それになぜ、ジュエリーからパワーがもらえるのかが分かったように思えます。

 

用語解説  
モース硬度 ドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースにより考案された硬さの尺度。硬さを10段階で表わし、10度が一番硬く、ダイヤモンド、9度ルビー、サファイヤ、8度トパーズ、7度水晶などとつづく。

 

  • ジュエリーの豆知識
  • ジュエリーインタビュー
  • 誕生石のお話
  • リングサイズの測り方

 

 

ダンサー・ダイヤモンド